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| 爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ヒバカリ属 | |
| 和名: | ヒバカリ |
| 学名: | Amphiesma vibakari vibakari |
| 体長: | 40〜70cm |
| 分布: | 本州・四国・九州。日本固有種。 |
| 食性: | 肉食。ミミズ、カエル(オタマジャクシ)、メダカなどの生きた小動物。 |
| 形態: | 赤褐色から茶褐色の体色で、生体になると暗褐色にもなるらしい。口角から首の横あたりに黄色の帯が入る。腹は薄黄色で、腹板の端に黒点が並ぶ。*所々目の白い画像を使ってますが、これは脱皮前に撮影したためですのであしからず。 |
森林や草むらなど広い場所に生息するが、その食性からか水田などで見かけることが多いそうです。性質は極めておとなしいです。ヘビといえばネズミ!という感じですが、ヒバカリは人間にとって少々抵抗感の小さい餌を食らいます。それでも「普通の人」は生きたカエルを飲むところなんて見れませんかね(それ以前にメダカもだめかな?)。
春ごろに交尾をし、夏に卵を3〜10個産みます。性成熟は何年ぐらいなんでしょうか?寿命は5年ほどのようです。結構先のことになりそうですが繁殖も是非やってみたいです。ていうかここの記事を充実させたい。それにしてもヘビのことって探しても全然わかりませんね。
とても小さいヘビなので、乾燥に弱くどちらかというと湿ったところを好むようです。同じく餌切れにも弱いそうなので、ネズミを一匹飲んで「ぐへ〜」としている種類よりも定期的に餌の取れる環境が無いと生きられないとのことです。カエルやメダカ、ミミズが安定して供給されるところなんて、水田以外なかなか難しそうですね。
このヒバカリが初めてのヘビ飼育だったのですが、カエルやトカゲなどに比べて意外と狩りが下手なのだと思いました。広い視界の中で、少しでも動く物体に反応して食らいつくカエルや、寸分の狂い無く走りよってバクンと獲物を咥えるトカゲには少々劣ります。
ヘビも他の両生・爬虫類と同様に脱皮を繰り返して大きくなります。おおよそ月に一度のペースで脱皮をするようです。脱皮前には餌を食べなくなることが多く、それに伴って目が白く濁ってきます。それが再び透明になると数日のうちに脱皮します(うちの個体は↑の画像の脱皮とき、脱皮前日でも余裕でメダカを5匹食らいました)。これらの時期に適度な湿度がないと、乾燥によって脱皮不全になることがあるので注意します。実害はよくわからないのですが、ようはキレイに一枚つるんと脱げず、ぼろぼろとこびりつきながら脱げてしまうようです。それによって何か健康に重大な影響があるのでしょうか?知識不足でよくわかりません。
湿度の調整に関しては、霧吹きや全身の浸かれる水容器やウェットシェルターなどを用意すると対応できます。といってもそれらの設備はヘビ飼育において常設していることが多いでしょうし、飼育に関する記述のほとんどでそれが望まれています。またヒバカリは水もよく飲みます。それ故水の質にも敏感で汚れた水は飲まないらしいです。いつも清潔な新しい水を用意してあげましょう。
世界初公開!?ヒバカリ捕食動画
ミミズやカエルなどは地面にいるものをそのまま食べますが、小魚類やオタマジャクシは水中に潜ってとらえます。ということなんですが、うちの個体は泳がせえたメダカなどを食べてくれません。残念です。うちでもようやく食べるようになりました。置き餌よりは捕食させる効率が悪そうですが、徐々に慣らしていこうと思います。捕らえやすいように容器は浅く狭いものにしたほうがいいのかもしれません。うちでは直径10cmほどのコーヒーのミルクのビン蓋(プラスチック製)を使用しています。
さて左上の動画では実際にメダカを捕らえるシーンの撮影に成功しました(大げさ)。なかなか動きの良いメダカ相手に、息継ぎ?しながら水中を追いかけまわすヒバカリ君の姿をとくとご覧あれ。
ヒバカリに限らずヘビは非常に神経質な動物で、様々な原因により「拒食」という事態に陥りやすいです。まぁ両生・爬虫類ではよく見られる「拒食」ですが、ヘビの場合も餓死にいたるまで断固として摂食を拒み続けるケースも多いようです。先にも述べましたが、ヒバカリは多くのヘビと違って完全栄養食とされる「マウス」などの類の餌を食べないのでより「拒食」には気をつけたいです。マウス食い以外の種には、常に食欲にまかせて十分に餌をとらせてあげることが重要なようです。
冬眠について
さて私は十分な経験が無いのでまだなんとも書きがたいのですが、現在うちのヒバカリを冬眠させております。春になって元気な彼に会えたら、詳しく書こうと思います。
・とりあえず現在の状況(2005/11)
11月の頭から食欲が減退、最高気温も15℃ほどの時期になりました。活性も低く、どこか冬眠場所を探すように少しの徘徊をするばかりで、とうとうメダカも食べなくなりました。何より植木鉢シェルターの中に居る時間が長くなりました。その間糞はきちんと排泄していましたので、いよいよ「糞出し」の時期と決め、2週間ほどそのままで維持。その後家の中で暖房の使われない最も寒い場所にケースを移しました。保管場所は最高13度ほどです。これからもっと下がります。春に会おう!ヒバカリ君!
・冬眠明けの結果(2006/5)
上の状態から一冬放置で、無事に生き延びました。土は5cmほど入れ、水入れも設置。たまに様子を見ましたが、土の中には潜らず、ずっと植木鉢のシェルターの中にいました。温度は5℃以下にはならない場所に起きっぱなしで、たまに床材が乾ききらないように加水しました。乾燥をゆるやかにするため、フタの上にタオルもしいてました。
餌抜きと低温の維持、湿度に気をつけていれば、特に問題なく冬眠させることが出来るように思います。
■飼育環境
40cmフラット水槽…型番不明(SUZUKI製 W400 D260 H185)
シェルター…素焼き植木鉢。
水・餌入れ…タッパー
床材…水で戻した乾燥ミズゴケ
フタ・・・おなじみ角材と網戸の網で自作
湿度を好むのでそれに合わせた床材を。土や新聞紙などを試しましたが、ミズゴケがベストでした。新聞紙は糞尿の跡が見苦しくもちろん湿度を保てません。土系床材は雑虫がわきやすく水分管理も難しい上に、捕らえた餌(ぬれた魚)が土まみれ、水入れに浸って濡れたヒバカリが這ったときにガラスに付着するなど、欠点だらけです。
同じケースに複数の個体を入れても特に干渉は見られません。が、餌をとるときに誤ってかみついてしまうことがあるので、単独飼育が基本です。タッパーなどにメダカを泳がせておくと口をあけて縦横無尽に水中を泳いでとらえるのですが、口先に何かが触れたときにパクリとやるため、危なっかしくて見てられません。一匹の獲物をきちんと狙って食べるという感じではないです。
はっきりいって温度と湿度さえ適切なら、一生のあらゆるステージをこのケージで済ませることができます。産卵も冬眠もこれで可能です。幼蛇もアダルトも同じです。
■餌
餌は主にメダカをあげています。我が家で最も餌代のかかるペットであります。養殖された「ヒメダカ」をだいたい一匹7円ぐらいで買ってます(通販で送料かかるので実際はもう少し高くなります)。うちのヒバカリは一日に5匹は軽くメダカを食べるのですが、事前にネットなどで調べていた量よりもずっと多くて驚きました。一日おきに数匹なんて記述がありましたが……。
また前項で書いたようにうちのヒバカリは泳いでいる魚を食べないので、メダカはそのまま床材の上に「置き餌」していて、ピチピチと動くメダカに反応して食います。地上で動くものに非常に反応がよいので、やはり自然でもミミズやカエルなどの好んで食べているのかと思います。ネット上でもいくつか「小魚を食べない(かった)」という記述を見ました。追記:うちのヒバカリも泳ぐ小魚を捕らえるようになりました。
早く食わせたいときは(というか「餌やり」を味わいたい時は)驚かせないように、菜ばしなどでメダカをつついてやるとすぐ気がついてよってきて食べます。メダカは繁殖が簡単だそうなので安定して自家養殖できればいいのかもしれませんが、何故かうちではメダカが産卵してくれません。
餌の入れっぱなしは良くないと、ネットでいくつか見ましたが面倒なのでタッパーに複数匹メダカを入れっぱなしです。無くなったら補給という感じで。ただ、入れすぎると食われる前に水質悪化などでメダカが死んで無駄になるので注意しましょう。
■その他
ヘビに興味はあったのですが、やはり「マウス」がダメでした。そして少なからず「噛む」ということがネックになっていました。しかしヒバカリの存在を知り、念願のヘビ飼育が可能なことに喜びました。彼らがマウス食いでないことと、その体の小ささが決め手になりました。体はちょっとしたグリップの凝ったシャーペンよりも細いぐらいで、全長もせいぜい60cmという大きさは本当に魅力です。そして国産種です。日本は飼育に向いた両生・爬虫類がいて、ほんとに幸せですな!
■繁殖・産卵
詳細は↓に2006年の記録があります。冬眠明けの繁殖固体を春頃(5月)、同居させるとすぐに交尾を始めます。交尾の確認ができたら一日同居させた後、雌を取り出します。ミズゴケを敷いたケージで、餌をたっぷりと与えると2ヵ月後には産卵しました。卵の向き(上下を)変えないようにそっと取り出し、同じようなケージに入れてで管理します。ミズゴケの湿度のほかはとくに管理という管理はしませんでした。関東、8月から10月上旬、夏・秋の室温(寒い日で20℃、残暑の日で25℃以上)の元、およそ40日で孵化。孵化後は1週間以内に脱皮をします。それが終わると捕食しだすような気がするのですが、確認できてません。孵化直後の幼蛇はびっくりするほど小さいですが、餌は最初からメダカで大丈夫です。タッパーに、ただし餌をとりやすいようにメダカが死なない程度に水深を下げて、餌を放ちます。
ヒバカリ繁殖記録(2006)