日常サンシャイン>Labo>カジカガエル:Buergeria buergeri

カジカガエル:Buergeria buergeri

カジカガエル
両生類 無尾目 アオガエル科 カジカガエル属
和名:カジカガエル
学名:Buergeria buergeri
体長:♂3〜4cm ♀5〜7cm
分布:本州・四国・九州、五島列島(離島除く)。日本固有種。
食性:幼生は岩についた藻、上陸すると昆虫などの生きた小動物。
形態:指か数は前肢が4本、後肢が5本。後肢は長く、強い跳躍力と水かきを持つ。扁平な体形。卵から幼生(おたまじゃくし)の間は水中(流れのある川)で生活し、変態して手足ができ上陸する。幼生は大きな口器を持ち、岩に水ついている。成体の体色は灰褐色から濃茶褐色、腹側は白。目は大きく飛び出している。

くっつきカジカガエル

 川のそばの森林などで生息し、5〜7月の繁殖期になると河原のある川に集まりオスは流れの中で突き出した大きな石の上で明け方や夕暮れに鳴く。鳴き声は大変美しい。川の石の下などに卵塊を産みつける。雌は雄に比べるとかなり大きい。近年生息数が減少しており、各地でレッドデータブックに載っている。鳴き声を鑑賞する催しも多く行われているが警戒心が強く、人の気配がするとなかなか鳴かないらしい。

 田、池、沼などの止水に棲むカエルよりも、生息環境の確保が難しい気がしますが実際はどうなんでしょうね。意外に人に近い止水の方が農薬などの水質汚染で深刻かもしれませんが。


カジカガエル

 アマガエルなどに比べてアオガエル類は神経質です。悪食(餌をどかどか食べる)アマガエルよりも、餌への執着が低いように思います。コオロギなどを水槽内に放すとアマガエルはすぐに見つけてよってきますが、カジカガエルは待ち伏せの傾向が少し見られます。同居の際には餌が全個体にまわっているか注意。少しずつ虫をやっているとアマガエルだけがぶくぶく太っていくかもしれないです。


カジカガエル♀

 カジカガエルはオス同士の縄張り意識が強いらしく、一つのケージで複数飼育する場合には注意しなければならないらしいですが、過去にオス2匹を40cmほどのフラット水槽で飼育したけれど特に問題は見られませんでした。たがいに離れるでも干渉するでもない様子でした。

 保護活動の一環で、飼育下での繁殖も行われてるらしいが詳細は不明です(求む情報)。河原に小屋を設置してその中でオタマジャクシを飼う、というのも見ました。唯一どこかの小学校で「オスとメスをとってきてペアにして水槽で卵を産ます」という記述を見かけました。同じく詳細は不明。問い合わせてみようかなぁ。

 それ以前に飼育情報が乏しいです。確かに見た目はお世辞にもキレイとはいえないし(私は可愛いカエルだと思っていますが)、美しい鳴き声といってもコオロギなどのようにいつでも鳴いているわけでもないし。(しっかり飼い込んで明け方と夕方に安定して鳴いてくれたらどんなに素晴らしいでしょう。それも飼育の一つの目標です。)入手の機会もアマガエルなどに比べれば限られますし、飼育の上で盛夏の高温などがネックとなります。以上の条件から飼育者の絶対数が少ないのかもしれませんね。


■飼育環境
水槽…らんちゅう水槽600(水作) 600×295×230(W×D×H)(mm)
床材…生きたミズゴケ
その他…ポトス、温度計、自作網フタ

以前の環境(アクアテラリウム風味)

関係ないですがこの水槽、上の端っこにパイプなどを通す穴が確保されてるんですが、らんちゅう水槽450にもつけてくれ水作さん!!それで外部フィルターでイモリを飼いたいんだ!


■餌
 餌は生きた(動く)虫です。カエルのエサといえばよく飼い方の本などにバッタやクモとあり、これらの虫は草むらなどで無料で手に入りますが供給量の面で現実的ではありません。うちではヨーロッパイエコオロギワラジムシを与えています。これらの餌は最初に親を買ってきてずっと繁殖させています。両生・爬虫類の餌として非常にポピュラーなコオロギは、もちろん与える分を適宜購入という意味で専門店などで売られていますが私は節約のために自家養殖です。これは結局手間との兼ね合いですが(虫の世話なんてしてらんねーよとか)、私は育てた方が安い!と思ってます。

他にも飼育用の餌はありますが、私は使っていないので検索してみてください。他の餌としてはミルワーム、ハニーワーム、トビムシ、そしてカエル飼育ではポピュラーなショウジョウバエなどがあります。

 給餌感覚は適当でカエルが痩せない程度に与えています。週に2、3日、一匹あたりコオロギでは最大サイズで2匹ぐらいでしょうか。アマガエルだと体がパンパンになりますし、カジカガエルのメスではもう1、2匹与えたい感じです。まぁ空腹で死ぬことはそうそうないので極端に餌をやらない、などでなければ大丈夫でしょう。ただ与えすぎると内蔵に負担がかかって死ぬという話もききます。確かに虫がいれば「飲み込む」アマガエルなどは与えすぎると、物理的にも生理学的にも内臓に負担をかけそうです。


■その他
 最も身近なアマガエルと違い、シュレーゲルアオガエルなどのアオガエル類は警戒心が強く、餌を食べてくれなかったり絶えず物陰に隠れています。例にもれず、このカジカガエルも人影に驚くとすぐ水槽の裏側へいってしまいます。日中はポトスの根元などに隠れてじっとしています。日が落ちてくるとオスは水槽壁面にはりつきます。

 カジカガエルは渓流に棲むため高温に弱いといいますが、それほどでもないようです。いやもちろん弱いですがうちでは一番暑い時で朝晩25℃以上、日中30℃以下の環境になりましたが一応生存しました。とかくガラス水槽内は通気が悪いです。


■繁殖・産卵
 どなたか情報くださいwでも産卵形態を見るに石組みの大きなアクアテラとかを作らんとだめだろうなぁ。