あずまんが大王

あずまきよひこによる、女子高生4コマ漫画である。
月刊誌「電撃大王」にて、
現実の一ヶ月ごとに漫画の世界も一ヶ月進むという、
斬新なスタイルで連載された。
漫画は高校一年の4月から始まり、
キャラたちが高校三年の3月に卒業式を迎えると、
ほんとにスっと終わってしまった。
というわけでコミックも全4巻である。
主人公は6人の女子高校生。
これまたしっかり住み分けができていて、
天然、眼鏡、スポーツ系、おとなしい系、、、とかぶっているのが無い。
しかしだ。
なんというか、設定がナチュラルなのだ。
(飛び級してきた天才小学生とかいるが、それは置いといて)
例えば、体育会系で少ーしがさつで、
勉強もちょっと苦手な「神楽」という子がいるのだが、
その子は自分の事を「俺」とか言わない。
他にも、天然系の「大阪」ってあだ名の子がいるが、
やたら事件起こしたりすぐ泣いたり異常にドジだったり、
っつーことはない。
いわゆる二次元のアッチ系の特化が見られない。
僕はそーゆーのは食あたりを起こしてしまうけど、
「あずまんが大王」は難なく読めた。
そしてそこにあずまきよひこの卓越したギャグだ。
「ゆるく、ナンセンスかつ的確」と矛盾しているようだが、
そんな不思議な感覚を味わえる。
この氏の作る漫画のストーリーなりギャグなりが、
あずまんが大王を1ランク上の漫画にしていると思う。
(;´Д`)ハァハァな魅力ある主人公たちに、
他とは一線を画すモノが与えられている。
恐らくある意味では最強の女子高生になっていると思う。
まぁうだうだ言ってますが、普通に笑える漫画になってます。
基本的な学校行事は全てご丁寧にやってきて、
それに対する彼女らの非常にほのぼのした生活が描かれていきます。
何より僕は自分の中で、
高校時代は「暗黒時代」と分類しているので、
高校時代の多くの思い出を「あずまんが大王」のものに脳内変換している。
(はいそこ! m9(・∀・)どんびきしない!)
文化祭、体育祭、修学旅行等、一連の行事が、
ちゃんと「あずまんが大王」で描かれているのでバッチリである。
更に言えば実はこの漫画、
男の影だとか
恋愛の話が一切無い
んですよ。
こんなにね、お年頃のね、べりきゅーっ・えん・べりなぁーいすで、
(;´Д`)ハァハァながーるたちが、ほったらかしってどういうこと!?
って感じで。
クラスのヤローどもは何してんのさ!ちょい体育館の裏、来いやぁ!と。
彼女たちはスレることもなく、平凡に3年間を過ごすのです。
(およそ現実ではなかなかそうはいかないであろう)
純朴で可憐な花をめでるような、そんな気持ちで読める漫画です。
ふと、ラジオ番組のような漫画だとも思った。
つまりはそのパーソナリティーの性格や視点が、
おもしろいという意味で好きならば、
発せられる言葉を聞くだけで毎週楽しめるのだ。
特別なイベントが無くとも良い。
(「あずまんが大王」ではその登場人物こそが仕掛けなのではあるが。)
肩肘張って「さぁ、おもろい事を享受するぞ!」という感じはなくて、
まったり感がとてもいい。
追伸:
どこかに
大阪さんみたいな
女子はおりませんか?
結構本気で探してます。