ドラえもん のび太のワンニャン時空伝
*以下の文章は日記('05/03/26)に書いたものを転用したもので、内容はほぼ同じです。
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「ワンニャン時空伝」が昨日やってたわけですがすんげかったなぁ。
見る僕も僕だけど。
飼えない犬猫を拾ってきて、タイムマシンで3億年前の世界に置いてきて、
自分でメシの世話ができるように
「進化退化光線銃(このネーミング最高!!)」なるもので犬を進化させ、
(この時点で、のび太君にはある種の更生プログラムが必要と思われる)
そのまま「明日もまた来るね」と現代に帰っていくはずだったご一行。
ところが「時空のねじれ」によってそれもかなわず、
「進化退化光線銃」をさっきの犬猫たちとともに置いてきてしまったからさぁ大変。
(てめぇのケツぐらいてめぇで拭こうよ、のび太君。ほんと。)
着いた先は、さきほどの世界から1000年たった時代。
そこは進化の果てに
文明と繁栄を手に入れた犬猫たちが支配する世界ダッタノダ!!
という大スペクタクルSF映画だったわけです。
そういうわけで(どういう?)
往年のSF映画のオマージュも劇中にいくつかみられ、
例えば警察の使う武器がスターウォーズのライトセーバーだったり、
36時間後に地球が滅亡するほどの隕石がやってくる事態になってたり、
なんというかそこはかとなくデムパです。
分かりやすいものとしては
この映画の大設定から「猿の惑星」などを連想しますが、
(結局)「ワンニャン時空」を作った大元であるのび太君が、
劇中の犬猫たちに「神様!」とひれふされるという、
ティムバートンの方の「planet of the apes」への
ホニャララ(悪い言葉は使わない)もあったり。
ドラえもんって僕は全然通らなかったんですけど、毎回こういうもんなんですか?
悪役(猫のラスボス、これがなんとなくドラえもんに似てるんだけど)が
ドラえもんに壊れて使えなくなってしまった
「進化退化光線銃(何度でも言いますよ)」の修理を迫るシーンがあるのですが、
そやつは「進化退化光線銃」を使って人間を退化させ、
支配を加速させようと企んでるのです。
当然、ドラえもんは拒否をするのですがその脅迫の方法が、
ドラえもんがホの字のオンニャノコ(雌猫)をジェットコースターの上に設置し、
「このままだとひき殺されるぞ」というもの。
う〜ん┐(´∀`;)┌
いや、「子供の映画じゃん」って話もあるかもしれないっすけど、
どうもその範疇じゃないんですよね。
別にこれが完璧な子供向け映画なら、
ネットとかでよく展開されてる全く野暮なツッコミみたいなことは、
僕はしません。
この文章もどうとられるかわからないけど、
少なくとも筆者の意識はそうなんです。
こういう割と広い世代に知名度のある作品にありがちな(ていうか9割がそう)、
「大人も子供も楽しめる」をやらかしちゃった支離滅裂な作品なんですよね。
その点同じテレビ朝日の「クレヨンしんちゃん」は、
映画結構おもしろいんですよ。
起用される監督がいいのか、製作陣がいいのかちょっとわからないんですけど、
ちゃんと「大人も子供も」になってるというか。
まぁ言っててもキリが無いんですけど一つ説明しておくならば、
件の猫のラスボスで言うと、
ヤツは人間に捨てられたことによる人間への憎悪を継承して、
人間は排除しようとしているわけです。
そういう設定の悪役が、ジェットコースターの上に人質を・・・とか、
「悪」のレベルがぼやけるわけなんです。
こどもレベルの「正義の味方と悪いやつ」的キャラなのか、
ふっつーの映画のテロリストや犯罪者や殺人鬼ぐらいの
(「planet of the apes」ならセード将軍みたいな)「悪役」なのか。
逆に「クレヨンしんちゃん」の「世界征服だー!」みたいな悪役が、
すっげーアホだったりしょーもないことをするという「笑い」とかなら、
もちろんまた別の話になりますけど、「ワンニャン」はそうでもないし。
結果作品の世界観がすごくぼんやりしてるんだよなぁ。
とか言いつつ、こういうツッコミができる「作品」というのは
別の意味で好きですけどね。
2005/03/29