くるり/ワールズエンド・スーパーノヴァ

アルバムや最近のセットリスト等では、
「WORLD'S END SUPERNOVA」と表記されてるけど、
あえてシングルの時の表記で。
2002年2月リリースですから僕が高1の時ですかぁ。
いやぁホントにこの曲を聴いた時は衝撃でした。
かっこいい。めちゃくちゃかっこいい。はんぱじゃなくかっこいい。
僕の中でくるりは、ばらの花以降記憶がありませんでしたし、
CDも一枚も持ってませんでした。
ある日ラジオからこの曲が流れていた時、魂が震えた。
一体何なんだこの曲は。
曲が終わると、とにかく「聴きたい!」という感情が押し寄せて、
いてもたってもいられない。
僕はすぐにこのCDを買いに行ってひたすら聴いた。
その中毒性はすさまじかった。
“聴いているのに聴きたくてたまらない”
こんなおかしな文が僕の当時の状況だった。
普通に部屋で大きめの音で鳴らす。とんでもなく気持ちいい。
そして気持ちよすぎてヘッドフォンで聴きたくなる。
音の発生場所から自分の鼓膜の間になるべく何者も存在させたくない。
言葉、歌、コーラス、ベース、ドラム・・・。
その一音一音すべてを知覚したい。
しかしまたその快感の中で、
音に包まれ身を委ねたいという衝動が生まれてくる。
つまりヘッドフォンをはずして、
僕の部屋という空間を「ワールズエンド・スーパーノヴァ」で満たし、
その中に在りたいと思ってくるのだ。
だが一方で、ひたすら、よりダイレクトに、
鼓膜を刺激し続けていたいという意志もまたあり続ける。
僕はどうしていいかわからなかった。
とにかく僕にできるのは聴き続けることで、MDに録音して朝っぱらから、
高校に行くまで自転車、電車、徒歩と移動手段を変えながら聴いた。
授業中や休み時間は苦痛だった。
あの4つ打ちが、ベースラインが、「ビシィッ!!」と鳴るドラムが、
聴きたくてしょうがない。
やっとの思いで一日が終わると、
僕はまた愛用のアームレスヘッドフォンをつけてさっさと校門へ急いだ。
もちろん友達帰る時はんなことぁしませんでしたがw
とにかく尋常ではない中毒性を持った曲だった。
テンポが激しいわけでもないし、サビがガツンときもちいいわけでも無い。
岸田のヴォーカルはクールだし、どちらかと言えば淡々と進む。
それなのにこの「高揚」は何なんだろう。
決して「テンションあがるわー!!」ではない。
聴きながら狂気の沙汰で、
頭を振って膝を揺らしてクネクネ体を動かしていたい。何時間も。
逆にゆったりと椅子に腰掛けて、ジンと感じていたい。
実際僕はこの曲を聴いて涙が出てきた事があるし。
“世界の終わりの超新星”なんて全く最上級のタイトルだ。
そのとてつもない爆発のエネルギーをこの曲は持っている。
ちなみにこの曲のPVをボーカルの岸田さんが監督をなさってるんですが、
そのPVも素晴らしいです。
淡々と映し出される夜、朝、夕方の海の映像が、
曲の要所で順に切り替わっていくのがいいです。